ファシリテーターをやり始めた 2018年を振り返る
この記事何?
この記事は ファシリテーター Advent Calendar 2018 - Adventar の19日目の記事です。 昨日は Manami Ozawa さんの 本番におけるファシリテーターの振る舞いアイディア - のんびり、ゆっくり。時々突っ走り日記。 でした!
本番におけるファシリテーターの役割は「その場に必要な材料を投げること」である
非常に納得感のある言葉だと思います! ファシリテーター = 進行役だけじゃないよというのがとても分かりやすかったです!
今回は、今年に入って様々な場所でファシリテーター役をやってみるようになった 2018年の僕が、「どんなことをやっているのか」や「その時感じたこと」などをまとめて、少しでも経験のアウトプットができればと思っています。
任されるようになったファシリテーター
今年から色々チャレンジさせてもらったのを列挙していくと
こんな感じ。
ファシリテーターだから意識したという訳ではないが、関係者との打ち合わせや参加者の認識合わせが上手くいっている時は非常にやりやすかったし、その会としても実りがある成果を得られていた。 (まぁ目的が不明瞭な会が開かれている時点でだいぶおかしい話ですが)
ファシリテーターって手を挙げない限り基本的には回ってこない役割な気もするので、積極的に自分から、ファシリテーターさせてくださいという風に首を突っ込んでいったのも良かった点です。
ワークショップのファシリテーター
ファシリテーターを任せてもらえるようになったので、次のステップとして、自分でワークショップを企画しようとしたのが、後半。社内で FF しゃべり場という活動をやり始めました。
『雑談って大事だよね』というキーワードから始まった企画で、毎回様々なテーマを選んで、それについて先輩後輩、エンジニア、人事、営業様々な人達が雑多に話すというもの。
主なスケジュールはこんな感じ。
時間(枠) | やったこと |
---|---|
5分 | 今日のテーマ発表 |
5分 | 各自テーマに沿った意見書き出し |
20分 | 各チームに分かれて意見交換(2~3人) |
5分 | チームごとに発表 |
25分 | ふりかえりまとめ |
テーマも例えば『良い営業とは?』で、良い営業の定義をみんなで考えてみたり、『新卒で入るということ』では、20卒の採用に向けて今アピールできるところってなんだろう?を洗い出してみたり
ここでのポリシーとしては
- 意見の否定はしない
- 積極的に発言してほしい
- 解決や解を出すまでを絶対のゴールとしない
この3点だけで、毎回活発な議論が行われています。この3点を守ってもらうことと、スケジュールの組み立てに関して自分が積極的に関わっています。
2の積極的な発言を促すためのスケジュールや会場の準備などは特に気を使っており、どんな成果物を出せば意見交換しやすいか?全員の意見が交換できるようにするためにはどうするのが良さそうか?など
グループ分けから意見交換のやり方まで、事前に頭と時には手を動かしてシュミレーションした上で実際にワークショップを開催しています。
また、3のポリシーはこの場を作った時に決めており、気軽さや雑談をベースに話す場所だよというのを押し出す目的で設定しました。
コミュニティー運営としては、この本が非常にわかりやすかったので、再度読み直したい。
- 作者: 山内祐平,森玲奈,安斎勇樹
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2013/06/07
- メディア: 単行本
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ワークショップのファシリテーターは、
- 常に全体を見続けなければならない
- お任せする部分で間違った方向に進んでないかをチェックする
- タイムテーブルを安易に変更しない
ここらへんが学びとして大きく、普通の会議とは別なスキルが要求されているように感じました。
どう学んでいったのか?
このアドベントカレンダーの主催でもある @gaoryu さんのファシリテーターズ・インタビュー - connpass のグラフィックレコード・ファシリテーショングラフィック・ファシリテーション基礎講座で自分は学びました。
こう考えると良いんじゃないかなといった『考え方』に関しては、この3つのワークショップのおかげで視点を持てたと思います。
一つ一つの活動を細かく振り返ってみて、上手くいったとこいかなかったとこを考えてみるのも非常に良かったです。 という意味も込めて、今回今年やったことを書き出せているのは非常に良い。
改めて、 @gaoryu さんには感謝いたします。
ファシリテーションってなんなのか?
自分にとってファシリテーションは「関係性作り」なんだろうなと思っています。
関係性は、「ファシリテーターと参加者」もあれば、「テーマと参加者」「参加者と参加者」様々なものとものを繋いであげることがファシリテーションなのかなと感じました。
その関係性を作りやすくするために、「場作り」や「注目をコントロールする」ことなどのテクニックが存在するんだろうな。
ここに関しては経験で鍛えることができる「スキル」だと思うので、今後もしっかり勉強していきたいと思います 💪
あと、多分なんだけど『元気』は非常に大事だと思う。
ファシリテーターが元気ないと、なんか暗くなっちゃうよね。
一応ここらへんの話は、社内 LT 大会で話してみたので、そちらもどうぞ。
まとめ
2018年から始めた社内のファシリテーター業についてまとめてみました。
こういった活動の最終的な結果が、売上に繋がったり、チームがより良く活動できる状態になるように、来年度も頑張っていきたいと思います 💪 来年もどこかで登壇するぞ〜
まぁとはいえ本職はエンジニアでもありたいので、いっときは開発力高めていきたいと思います。
というわけで、 ファシリテーター Advent Calendar 2018 - Adventar の19日目でした。明日は、Masaya Chonan さんの『ファシリテーションデザインについて(仮)』です!
お楽しみに〜