人に何かを教えるときに気をつけたい3つのポイント

留学4週目の更新。

最近は、シリコンバレー界隈でウリウリやってる学生で集まって
1週間に5回ほどアイディアソンやってみました。
Workshop Cafeにほぼ毎日お世話になっております。
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アイディアソンと言っても内容はその時々で変えて

・個人が持ってるアイディアのブラッシュアップ
・◯◯ ✕ ◯◯ を20個出すまで帰らない
・ダイレクトマーケティングをテーマにビジネスモデルを考える
・日本とシリコンバレーの働き方の違いについて議論

とか色々でした。

面白い点としては、集まったのがエンジニアとして勉強した人だけではなく
経営系を中心に勉強している人など、違うバックグラウンドの学生だったことです。
そのため、いかに専門性の高い言葉を相手にわかりやすく教えるか?ということが求められてきます。

このようにグループワークで勉強していく時の体験は、
協調学習のススメという記事でまとめる予定なので、そちらも合わせてご覧頂ければと思います。*1
というわけで、今回の体験から感じたことを
人に教えるときに気をつけたい3つのポイントという形でまとめていきます。

1.知識レベルが違うことを意識する



前述したとおり、バックグラウンドが違うということは
知識レベルにおいて差が生まれているので、相手に教えなければならない状況の場合
1歩2歩階段を降りて会話をする必要があります。

大学教授の講義がつまらないと感じるのは、この部分が大きいのかもしれません。
かといって、大学教授が自分のレベルを落とすことはしない。
そのため、学生が主体的に埋めようとしない限り、いつまで経ってもつまらないと感じるのだと思っていると私は考えています。
*2

2.PREP法を利用してみる



これは人に何かを伝える時にロジカルに話すポイントでもあります。
PREP法とは、

P・・・Point(結論)
R・・・Reason(理由)
E・・・Example(具体例)
P・・・Point(再度、結論)

の略で、この文章構成で人に物を伝えることも効果的です。

具体的な例を挙げてみます。

A「この公式はよく使うから覚えとけよー!」

B「この公式は絶対に覚えとけ!」
 「なぜなら、センター試験の大問1で頻出だからだ!」
 「去年、一昨年とどちらもこの公式を使えば解けた!」
 「だからこの公式は絶対に覚えとけ!」

AさんとBさんの会話を比べた時に、言葉数が多いのもありますが、説得力という面では
Bさんの方が強く重要性を伝えることができています。
これは教えるときだけでなく、何かを質問するときにも使えて、

A「このバグが取れないんですよね...」

B「このバグの取り方がわかる調べ方を教えて欲しいです。」
 「なぜなら、自分の知ってる知識を使っても取れなかったからです。」
 「このテストを書いてみても、変数を固定にしてもわかりませんでした。」
 「だから調べ方を教えて欲しいです。」

いかがでしょうか?
Aさんの質問の仕方をしてしまった場合、相手はなにが問題なのかわかりません。
自分の意図する答えが返ってこない可能性がありますし、
相手が知らなかった場合、無駄に考えさせるこにもなります。

実際に、ここまで厳密に構成を守りながら話すのは難しいのですが
予め準備出来る場合、この考えに基いて話を整理するのをおすすめします。

3.説明は3分でまとめる



せっかく話の構成が上手く立てられていても、ダラダラと話し続けられたらどうでしょうか?
きっと途中で相手の集中力が切れてしまい内容理解が難しくなってしまいます。
しかし、全ての会話をコンパクトに纏めることは難しいのも事実です。
これを解決する方法としては

・相手に考えさせる時間を与える
・相手に質問を聞いてみる

といった相手に投げかける方法を試すと飽きずにすすめることが出来ます。

相手が何をどれだけ知りたいのか?に合わせて話のボリューム感を決定し、
分からないことや質問を相手に投げかけながら進めていくことで、人に教えるときの上手さが向上するヒントかもしれません。


最後に、これまでの話は私のこっちでの体験や、インターンでの経験がもとになっています。
この話し方が合う合わないもあるので、1つの参考として、考えて頂ければ幸いです。

*1:後日更新予定

*2: 大学の講義は興味を持つためのフックという考え方もできるので、一概にダメだというつもりもない。